帝王切開で1番つらいのは傷の痛み!

帝王切開で1番つらいのは傷の痛み!

帝王切開で1番つらいのは傷の痛み

最近、帝王切開での出産が増えているそうです。帝王切開では、今まで自然分娩ではなかなか難しかったような出産も可能になって、医学の進歩には本当に驚かされますね!

陣痛の痛みと傷の痛み

そんな帝王切開ですが、1番つらいことはなんでしょう?帝王切開で一番つらいのは、手術後にやってくる「傷の痛み」です。やはり自然分娩とは痛みが全く違います

自然分娩だと痛みは「陣痛」ですよね。何時間も陣痛に耐え、分娩台に上がるまでが一苦労です。陣痛は本当につらいですが、赤ちゃんが産れてしまえばすっきりなことが多いです。後陣痛の痛みもありますが、せいぜい半日~1日程度です。

しかし、帝王切開は違います。

帝王切開では、手術前は全く痛みはありません。しいていえば、手術前の浣腸がちょっと苦しい程度。(お食事中の方、ごめんなさい。)手術中も部分麻酔が効いていますので特に痛みはありません。生まれた赤ちゃんの産声も聞こえますので、感動的なご対面は自然分娩と一緒です。

本当の痛みは術後、麻酔が切れてから

手術で切開した傷が、言い表せないくらい本当に痛いです!あんな経験、二度とできないってくらい痛いです!もちろん、痛み止めは処方されますから多少は効きますが、やっぱり痛いものは痛いです。まさに悶絶するほど痛い・・・。


しかもそれが2日~3日ほど続きます。その間、ちょっと寝返りをうとうとか、面会してきた家族と笑おうもんなら悲劇です。傷が痛くて、私はお腹を抱えて涙してしまうくらいでした。横で家族が驚き、ナースコールしてしまうくらいです。

あとこれは余談ですが、術後の点滴のお陰でびっくりするくらい顔や体が浮腫むので、面会は本当に近親者のみにした方がいいと思います・・・。

痛みを緩和する方法

術後すぐは動けませんが、しばらくして歩くとこれまた別の痛みです。術後の激痛とはまた違う、傷が引き攣れるような痛みです。これをフォローするために、前屈みにそろそろ歩く感じになります。あと、これは痛みとは違うんですが傷が開くんじゃないかと心配で恐る恐る歩くので、これまた全身筋肉痛。(相当なことがない限り傷は開きませんので、ご安心を。)

藁にもすがる思いで助産師さんに助けを求めると「傷のところを骨盤ベルトで少し締めたら楽よ」と言われて、骨盤ベルトでやり過ぎなくらい締めすぎてしまった結果、悪露が長引いてしまいました。何事もやりすぎはよくないです。ただ、そこまでやってしまうくらい痛みとの戦いです。

そして、退院後ですが急激な痛みからは解放されているものの、屈むのがつらい!

私は赤ちゃんを抱っこして座り込むことができなかったので、常にソファーかイスに座っていましたね。もちろん、自然分娩と同様、帝王切開でも骨盤は開きやすい状態ですので産後の骨盤ケアは必要です。私は、骨盤ベルトは締めすぎてしまうし、傷に当たって痛いのでソフトタイプの産後ガードルが活躍しました

ただし、これは私の体験談です。帝王切開の痛みは人それぞれ。人によっては自然分娩より楽だったという人もいます。自分に合ったスタイルで帝王切開後のケアを行ってくださいね。