産後ガードルはいつから使えばいい?

産後ガードルはいつから使えばいい?

産後ガードルっていつから使えばいいのか?

産後ダイエットに活用したい産後ガードル。いつから使用したらいいのか、きちんと把握したいものですね。

産後ガードルを使用する時期について、ご紹介します。

産後3ヶ月は身体の変化が激しい

妊娠、出産を経て、心にも体にもたくさんの変化があったことと思います。

心は産前とはまた違ういろいろなことで慌ただしいでしょうが、体は産後3カ月ほどの間に元に戻ろうとする力が最も働くと言われています。

対策は早い方がいい

出産で押し広げられたことにより、骨盤を中心とする腰回りが不安定な状態になっていたり、妊娠により変化があった体形を元の状態に戻すには、その3カ月の間になるべく早く対策をとることが有効です。

産褥体操やストレッチ、食事によるダイエットなどいろいろありますが、その対策の1つに産後ガードルがあります。

出産直後は、むくみや会陰の痛みなどで、ガードルを使用することはなかなか難しい場合もあるかもしれませんが、体を無理に締め付けないタイプもあるので、それぞれに合ったガードルを使用するのがよいでしょう。

産後ガードル着用開始の時期

産後ガードルの使用が早過ぎる場合、遅過ぎる場合、それぞれのデメリットから考えてみましょう。

早過ぎる場合のデメリット

まず、使用が早過ぎるために起きてしまうこと。

出産直後の体は非常にデリケートです。立ったり座ったりの基本の動作がとても大変になり、横になった時のおなか周りの苦しさも感じるでしょう。

会陰の痛みも強いはずです。そのような時期に、緩んで不安定になった骨盤を早く元に戻したいからと、まだ体調が悪いにも関わらず最初からハードなタイプのガードルをつけると、体への負担は非常に大きなものとなります。

遅過ぎる場合のデメリット

しかしながら、使用開始が遅過ぎるのも問題です。

きちんと体調管理、体重管理ができてストレッチや運動によって、産後ガードルに頼らなくても自力回復できる方は別です。

しかし、産後ガードルの使用を考えているのであれば、産後の月日が経つにつれ、徐々に体重や体形が元に戻りにくくなっていきますので、少しのチャンスでも有効に活用するのであれば、できるだけ早く産後ガードルの着用を始めることをおすすめします。

産後ガードル着用開始の目安

産後ガードルを使い始めるのは、退院する時~産後1ヶ月を目安に、体調に合わせて判断すると良いでしょう。

ソフトタイプや伸縮性のある産後ガードルであれば、産後すぐに使い始められるものもあります。それらの具体的なことについては、それぞれのメーカーや販売元に直接確認してみることをおすすめします。

一般的な考えとして、一般的なガードルを使うのであれば、退院する時~産後1ヶ月が目安となりますので、あとは体調次第ということになります。

また産後ガードルの中には、体温を上げて代謝を促すタイプでストレッチ性が高く、出産直後など非常に早い段階で使い始めらるものもありますが、その場合でも早く使いたい場合はメーカーに直接確認してみてください。

帝王切開の場合

帝王切開での出産の場合、一番問題になるのはお腹の傷です。多くの産後ガードルは、残念ながらちょうど傷口に当たる部分にファスナーや縫い目が有ったりして、使えないものが多いのです。その場合は傷の回復を待ってから使い始めることになります。

帝王切開の場合は、産褥ショーツやソフトガードルの使用から始めるのが一般出来です。

ただ、帝王切開の方でも使える産後ガードルもあります。ファスナーや縫い目が下腹部に無いタイプです。このサイトでも特集を組んだことがありますので、下記に記事を紹介しておきます。

骨盤矯正におけるガードルの役割

産後ガードルには、いくつかの役割があります。

骨盤矯正ができるということ、シェイプ機能で体を引き締めること、使い方でダイエットに活用できること、タイプによっては代謝を高めるということ、などです。

ここでは骨盤矯正に焦点を当ててみます。

出産直後は、体調面で問題がなさそうなら、まず骨盤矯正を意識してみましょう。

その理由のひとつに、

【「産褥期」といわれる産後1カ月は関節が柔らかいため、上手にゆがみをとってケアすれば、元の体の状態よりもさらに良くすることもできる】

といわれているためです。
(参考:碓田紗由里(2015)産後骨盤リセットダイエット

骨盤矯正について

骨盤矯正には、カイロプラクティックやストレッチなどさまざまな方法があります。ヨガやピラティスなどもおすすめですし、骨盤ベルトを使った回復方法もあります。産後ガードルもその1つと考えて良いと思います。

特にガードルには「身に着けているだけでよい」という気軽さがあります。だから人気なのでしょう。

ただし、あまりにも強い力が長い時間かかり過ぎるものは、血液の流れを妨げたりして結果として冷え性になってしまったり、体に悪影響を及ぼすことが十分に考えられるので、ガードルの選び方や使用開始時期は重要なのです。