陣痛から分娩のこと・予備知識として

陣痛から分娩のこと・予備知識として

陣痛から分娩のこと

陣痛ってどんな痛み?と聞くとまたはネットで調べると“生理痛を重くした感じ”とか

“生理痛をひどくしてそれが何分かおきにくる感じ”といわれます。

私はそもそも生理痛が少なく、その痛みが想像すらできませんでした。

悪阻もなかったので妊娠においてのつらいこと、それがいきなり陣痛から分娩でした。

ではどんな流れなのかご説明していきましょう。

腹痛の痛みが波になってやってくる

言葉の通り、下腹部がずきずきと痛みはじめ、それがだんだんと楽になり、そしてまた痛くなり、のひたすらそれの繰り返しです。

しかもそのずきずきがだんだんと痛くなってくるのです。

その痛みの波のピークのときは、例えばなにかを握っていたり、自然に声がでてしまったり。もう恥ずかしさなんて言ってられない状況になります。

破水?よくわからないまま破水

数分おきの下腹部の激しい痛みに耐えていると、【コポっ】となんというか例えてみるとお水を流しに流したときに微妙に逆流してくる音がありますよね。

あの音が自分のお腹、下っ腹あたりでいったのです。

そして感覚としても、痛みはありませんでしたがお水の中で何かがはじけたような音がしました。

そしてまた引き続き数分おきの痛み。そして助産師さんが触診をして子宮口がどれくらいあいたのかを調べにきたときに「あ、破水してるね」という感じでした。

助産師さんがベッドの隣にいてくれないとき(別のお仕事をされているとき)などは陣痛の痛みにひたすら一人で戦わなければなりません。

最初は、痛みの波がこない間は携帯でラインやメールをできるくらいでしたが、破水をしてからだんだんと痛みのタームが短くなりそして痛みも激しく声を出さずにはいられない痛みになってきます。

携帯なんて触れない、そんな余裕がなくなります。

子宮口の広がりとともに分娩台へ

痛みの波が収まっている間に急いで隣の分娩台へ移動!といわれ、陣痛室のベッドから起き上がり、助産師さん二人に支えられながら分娩台へのぼりました。

その前に一度陣痛の波がきて、まったまった、痛い!と思わずため口になったくらいです(笑)

分娩台に乗ってからはとにかく深呼吸と力む、その繰り返しです。

いざ産みだす!

ドラマでみるような出産シーンを思い描いていましたが、思ったよりも違いました。

もちろん出産のときの痛みはひとそれぞれですが、私は分娩よりも陣痛の方が耐え難いものでした。

「ひっひふー、ひっひふー」など流暢なことをドラマや映画などでは言いますが、実際はそんなものではありません。

「はい、がんばって!」「はい、力んで!息を止めて思いっきりー!」と部活動のように言われます。

そして終始力んでいるのではなく、

痛くなったら大きく深呼吸をして、息を止めて思いっきり力む、そしてまたすぐに息を吸い込んですぐに力む という感じです。

なんとなくイメージできましたか?

出産した直後は、あんな痛い思い、陣痛なんて味わいたくない!と思っていましたがやっぱり赤ちゃんはかわいいです。

もう一回経験してもいいかなとすら思えてくるものですよ。