骨盤ケアはいつから?どうやって?

骨盤ケアはいつから?どうやって?

骨盤ケアの必要性については、前回の記事で記載しました。

出産が骨盤のゆがみの大きな原因になることもおわかりいただいたと思います。

骨盤ケアはいつから?どうやって?

出産を控えた、または、出産したばかりの方は、いつごろどのような骨盤ケアをすればいいでしょうか?

妊娠初期から骨盤ケア

骨盤は妊娠初期から変化します。できれば初期から骨盤ケアをするのが望ましいでしょう。

ただ、妊娠中はつわりなどで体調が悪くなることがあるので、調子のいい時に様子を見ながら、あまり無理はしないようにしましょう。

妊娠後期になると体調は安定してきますが、大きなおなかを支えることで骨盤に負担がかかります。この時期は腰痛や恥骨痛の緩和のためにもぜひ骨盤ケアを。

出産で大きく変化した骨盤は出産後6か月程度までに元に戻るといわれています。ですので、骨盤ケアを行のも産後6か月前後までに行うと効果が高いといわれています。

出産直後は悪露も出ていますし、まずは疲れをとることが肝心。気持ちも体も落ち着いてきたころから骨盤ベルトや産後ガードルを積極的に使いましょう。

時期に合わせて骨盤ケアを

●妊娠中

妊娠初期はつわりなどの体調の変化で戸惑うことも多いので、骨盤はそれほど意識せず、まずは安定期まで気持ちをママになる日のために整えましょう。

心のゆとりのある方は妊娠初期から使える骨盤ベルト(とこちゃんベルトなど)を使用しましょう。

妊娠後期になると、おなかも大きくなり、骨盤が悲鳴を上げることも。大きなおなかを支える骨盤をサポートするためにも腹帯や妊娠中に使える骨盤ベルトを使うのがいいでしょう。

また、腰痛があるときはテニスボールを床において、腰の痛いところにあてるように寝るととっても気持ちよく、楽になることがあります。試してみてください。

●出産直後

出産直後は、骨盤だけでなく体全体が筋肉痛になるほどの疲労があります。1か月検診までは体の回復に努めて、簡単な産褥体操をしましょう。

産褥体操は骨盤ケアというよりは、出産で緩んだ筋肉を元に戻すための大事な体操です。とても簡単で負荷も小さいですし、産院で助産師さんが教えてくれるはずですので、しっかりやりましょう。

●1か月検診後から産後6か月

出産で疲れた体も回復してきます。ゆがんだ骨盤を戻すのは産後6か月までが勝負。

ここからは積極的に骨盤ベルトや産後ガードルを使いましょう。

また、骨盤体操も並行して行うと効果が高くなります

妊娠出産で緩んだ筋肉を戻すためにも、簡単な骨盤体操をしましょう。毎日コツコツと続けることが大事です。

 

整体やヨガ、ピラティスも効果的


産後は初めての育児で心にゆとりがなくなってくる頃でもあるので、たまにはパパやおばあちゃんなど周りの人に赤ちゃんを預けて、整体に通うのもいいでしょう。最近では赤ちゃんを連れていける整体院もあるので、探してみてください。

ヨガやピラティスに通うのも効果的です。ヨガやピラティスは骨盤矯正だけではなく、気分もリフレッシュできますし、産後のダイエットにも有効です。

整体院同様赤ちゃんと一緒にできるスタジオも増えていますので、ぜひ取り入れてみましょう!

出産は骨盤矯正のチャンス!とポジティブに考えて、自分のペースで骨盤ケアに努めてください。