スザンヌも陥った産後クライシスの原因と対処

スザンヌも陥った産後クライシスの原因と対処

スザンヌも陥った産後クライシス

最近、タレントのスザンヌさんが離婚されましたが、その原因として産後クライシスではないかと、巷では噂になっています。

スザンヌさん以外でも、タレントのくわばたりえさんも、ブログなどで産後のイライラや旦那様との危機的な関係を綴っておられます。

産後クライシスとは?

そもそも “産後クライシス” とは、NHKが番組で作った造語で、まさに産後の夫婦間の危機・崩壊を意味することばです。

定義としては「産後2年以内に夫婦の愛情が急速に冷え込む事」だそうで、実際厚生労働省の調べでも、お子さんが0~2歳の間の離婚数が一番多いのだそうです。

産後クライシスの症状

・イライラして家族や夫に当たってしまう。

・夫や赤ちゃんに愛情が持てない。

・赤ちゃんに強く当たってしまう。1.つねに疲れている。

・不眠症気味である。

・つねに不安感がある。

・集中力や、記憶力、判断力が低下した気がする。

などの症状があるそうです。

産後クライシスの原因

まだまだ研究段階で個人差もありますが以下のような事が、原因として考えられます。

産後のホルモンバランスの変化

出産前と後では、大きく分泌ホルモンの状態が変化します。その変化の影響で、笑ったり泣いたり怒ったりと、感情の起伏が激しくなる傾向があります。

ホルモンの変化は脳内物質のバランスにも影響が表れ、涙もろかったり、攻撃的になるなどの症状が現れてきます。

夫、家族の不理解

育児は女性が行うモノという考え方で、夫が育児にあまり関与しないケースでの産後クライシス起こる事が多いようです。男は仕事、女は家事・育児という古い考え方が、まだまだ日本には根強い考え方のようです。

生活環境の変化

今まで、家族・友人といった近しい方々の、幸せそうな子育てを目にしていた体験から、大まかに感じていた子育てに対する幸せな感覚が、授乳・食事・おしっこうんちの処理・ぐずり・夜泣き・・・・などなど大きく違ってしまうことでの落ち込みなど。

産後クライシスの対処法

夫婦でしっかりとコミュニケーションを取る

夫婦でしっかりと話し合いの場を設け、言いたい事をしっかり相手に告げることが重要です。仕事で日中赤ちゃんを見ていないご主人は、奥様がそんなにも育児に苦労をしている事がわかりません。

夜や休日にしっかり時間を取って、赤ちゃんの成長を伝えるとともに、育児の悩みもしっかり話しましょう。

お互いにねぎらい、褒め合う

いつもありがとう。わからなくてごめんね。といったねぎらいの言葉を少しかけるだけでも、奥様の心の状態は改善されます。また、奥様がイライラからご主人に当たってしまった場合でも、素直に謝る事が重要です。

父親が積極的に育児に参加する

産後は、家事・育児はしっかり分担を決めるなどして、割り振りを考えた方がいいようです。また、休日などは旦那様が積極的におむつの交換、寝かしつけなどの育児にかかわり、育児の辛い部分も体験してもらう事をオススメします。

第三者のサポートを受ける

まずは親、兄弟に今思っている事を伝えサポートのお願いをすることが大事です。子育て経験のある親は必ず力になってくれます。しかしながら、家族が身近にいるとは限りません、そのようなときは行政などに連絡をして相談する事も重要です。恥ずかしいと思わずに積極的に第三者に相談をしましょう。

ママ友・育児サークルを活用

同じようなお子さんのいる友人知人、または子育て経験のある方などに、相談をすることが良いです。皆さん必ずと言っていいほど育児には苦労されています。必ずあなたの力になってくれるでしょう。また、育児サークルなども積極的に活用する事をオススメします。同じようは悩みを持った方々が集まるサークルですので、ここもまたあなたの力になる事は間違いありません。

抱え込まないで

ひとりで悩まず、まずは身近な方に話を聞いてもらいましょう。産後の不安は誰しもが抱える問題なのですから。