産後ガードルは少しキツいぐらいがいい?

産後ガードルは少しキツいぐらいがいい?

産後ガードルは少しキツいぐらいがいい?

産後ガードルに限らず、ガードルというと「きつく締めることでスタイルをよく見せるもの」というイメージがあるのではないでしょうか。産後ガードル本来の役割と、引き締め具合について考えてみましょう。

自分の適正サイズを選ぼう

産後ガードルは、妊娠期間に移動してしまった骨盤や内臓を正しい位置に戻すことを目的として作られています。

そして、たるんでしまったオナカを引き締めることも、大切な役割。「スタイルがよく見えるように」と、ガードルを手にする方もいらっしゃるかもしれませんが、そういった意識の元で選ぶと、どうしてもタイトなものを選びがちです。

産後、女性の身体はとても繊細になっています。締めつけることは、体形戻しに有効ではない上に、却って血行を悪くし、不調を招いてしまいます。

産後ガードルは、苦しくなく着用できる、自分のサイズにフィットしたものを選びましょう。

きついものを無理して使わない

産後ガードルを使用し始めて、順調に痩せていくことができれば理想ですが、必ずしもそうはいきません。

もし、使用している産後ガードルがきつく感じるような時は、無理して使い続けずにサイズアップさせましょう。ウエストとヒップをメジャーで測って、自分のサイズに近いものを選ぶことが大切です。一度、サイズを上げてしまったからと言って、小さいサイズのものに戻れないなどということはありません。身体の負担をかけることなく、正しく使用し、回復をサポートすることで代謝もよくなります。

あとは、時間を見つけて身体を動かし、腹筋を鍛えるようにしましょう。

きついものを使っていると代謝不良に

きついガードルを無理して使い続けていると、血流が悪くなるというリスクがあります。

また、骨盤が正しい位置に戻らず、脂肪がつきやすい状態になってしまうことも。「きついものを使用したほうが、痩せやすいのではないか」と考えがちですが、それは違います。一見、締め付けてスリムになったように見えても、それは脱いでしまえば元に戻ってしまう一時的なもの。

産後ガードルの目的は、一時的に細く見せることではなく、産後柔軟になっている時期を利用して骨盤を正しい位置に戻し、血流をよくすることにあるのです。産後ガードルの力を正しく借りて血流を改善すれば、代謝アップにもつながり、産前の体形に戻すだけでなく、産後ダイエットも夢ではありません。

大切なのは「適正なサイズ」のものを「正しく使用」すること。負担になることなく、身体を整えながら、楽しくダイエットにつなげましょう。