待機児童の問題を考える
待機児童の問題を考える
1年のうちで必ず1回はこの言葉と聞きますよね。“待機児童”
そして最近では“隠れ待機児童”なんていう言葉もでてきています。
保育園または保育所の問題は入所できないという問題や、その後の保育士の雇用の問題、そして保育内容の問題などいろいろあげられます。
地方都市であれば待機児童問題はそれほど大きな問題ではないでしょう。
しかしながら東京都内はいまだに激戦のようですね。特に23区の中でも競争率が激しい区もあるようです。
私が住んでいる豊島区は待機児童ゼロになりました。
おかげ様でわがベビちゃんはすんなりと保育園に入れました!といってもお腹にいるときから区役所に通って、
どうしたらいいのかどこの保育園がいいのかなどきいていました。
待機児童ゼロが素晴らしいことというのではなく当たり前だと思っています。
女性社会進出、働きやすい環境に、社会に、男女平等、などいろいろな社会制度やスローガンなどありますがそれに付随していると思うからです。
待機児童ゼロでないと女性が社会で活躍できない、のは安易に想像できますよね。
待機児童ゼロが当たり前になって、よりその先の問題解決になればいいのにと思います。
あと一つ、
待機児童問題がクリアになったとしてもそのあとのケアが大事ではないでしょうか。
例をあげてみます。
実際わたしが豊島区に住んでおり、豊島区の保育園に娘が通っている、そして会社に復帰しているという現状です。
0歳児は8時30分から17時までしかあずかれない、そのため会社は時短勤務。
延長保育も不可。18時15分までは1歳になってから。そして19時30分までの延長保育については別途費用がかかり、人数制限もある。
その人数制限とは、保育園全体でみられるため年長さんクラスや上のクラスの人達でほぼ埋まってしまうとのこと。うちの保育園では早いもの順らしいです。
となると、私は延長保育のOKがでるまでほとんど時短勤務として会社に申請をしなくてはいけません。そうなると、給与が減らされます。
16時には会社をでなくてはいけないのでやれることが限られます。
その後のケア
このように、待機児童ゼロとなってもその後のケアがきちんと整っていないといってもいいと思います。
これは都市部だからこその問題なのでしょうか。
やむくもに保育所を増やし、職員の数を増やす、ことで待機児童問題は解決するとは思えません。
とりあえず保育所に入れたものの、その後のトラブルは計り知れないと思います。
実際、保育士が預かった乳幼児に対して食塩水を飲ませ死亡させてしまった事件、うつ伏せ寝に気が付かずに死亡させてしまった事件など。
社会問題として
少子高齢化だ!誰が国を支えるんだ!といわれますが、住みやすい社会はもちろん育てやすい環境を整えなければ本末転倒です。
一つだけの政策が無事に通過し、施行されたとしてもまだまだ問題は解決していないと考えるべきです。
社会全体で子供たちを支え、育てていけるような文化や風潮でありたいですね。
待機児童問題、独身のときはへーという感じでしか見なかったものが自分が置かれている立場になるとやはり気になる問題です。
そして実際はそんなんじゃないという部分なども多々ありますよね。もちろんそれは子育てや出産、妊娠においてもそうですが。
いろいろな社会問題にも目を向けて視野を広げてみませんか?
-
前の記事
産後リフォームを始めよう! 2017.09.12
-
次の記事
陣痛ってどんな痛み? 2017.09.15