ママとベビーに優しい「やりすぎない」紫外線対策

ママとベビーに優しい「やりすぎない」紫外線対策

妊娠中の皆様、出産後の皆様こんにちは。

陽気の良い日が続き、外出する機会も多くなってきている今日この頃、皆さん紫外線対策はバッチリですか?

『ママとベビーに優しい「やりすぎない」紫外線対策』

5月~8月は年間で紫外線の最も強い時期と言われていますので、今から親子共々紫外線対策をしていきましょう!

ところで。

紫外線対策、と聞いて「ウッ!」となった方、いらっしゃいますか?その方はきっと色々と育児書や雑誌などで情報収集されている方なんでしょうね。
実は私もその一人でした。

巷には色々なありがた~いコラムや紫外線対策が溢れかえっています。

でもよくよく見ていくと相反する意見に遭遇したりして、じゃあ我が家は一体どうしたらいいの?!と頭を抱えてしまうことも多いのです。

またママ友の間でも色々な意見があって「え、紫外線対策してないの?!」と非難の色を含んだ目を向けられたり、逆に「日光浴びないとくる病になるからね!」と脅されたりで、本当に最近の情報化社会は疲れることが多すぎます。

そこで!

今回はベビーに優しいのはもちろんの事、ママの心にも時間にも優しい紫外線対策をご紹介いたします。

 

紫外線対策で大事なこと 3か条

まず覚えておいていただきたいのは

1)ベビーの肌はとても薄く、バリア機能が不完全
2)外気を浴びないと自律神経がきちんと発達しにくい
3)骨の発育に関わる活性型ビタミンDは紫外線によって形成される

ということです。

 

ベビーの肌はバリア機能が不完全

大人には問題にならない程度の紫外線も、そこから肌を守る日焼け止めも赤ちゃんにとっては有害なものになりうる、ということです。

つまりベビーに紫外線対策は必要、ただし日焼け止めもきちんと選んでください、ということになります。最近はドラッグストアなどでベビーも使える日焼け止め、といった商品が沢山売られていますが、中に入っている成分は各社違いますので、その商品がご自分のベビーの肌に合うかどうかを確認してから全身に使いましょう。

店頭にサンプルがあればベビーの肌に少しだけ塗って1~2時間後に反応を見る簡単なパッチテストができると理想的ですね。

紫外線を気にしながらも外に出る必要ってある?!

悩むママ

さて、ママにもベビーにも優しい紫外線対策はここからです。

今、皆さんはベビーの肌がとても繊細なのはわかりましたし、紫外線対策は必須なのも理解できましたね。すると、ここで過激な方々が出てくるのです。

・だったら家から出なければいいじゃないか!
・いちいち肌に良くないかもしれない日焼け止め塗るのも面倒くさいし!

そうですね、紫外線から赤ちゃんを守る!という意味では家の中に籠城するのも一つの手段かもしれません。

でもここで上の2、3を思い出してください。赤ちゃんは色々なことが未発達な状態です。私達が当たり前に頼っている、汗をかいたり、鳥肌を立てて毛穴を引き締めたりする自律神経も、実はまだ不十分な状態なのです。こうした自律神経を鍛えていくには外気浴というのが欠かせません。

外で外気にさらされ、少し汗をかいたり、寒くて鳥肌を立てたりしながら自律神経を鍛えていく必要があるのです。

また骨の形成に欠かせない活性型ビタミンDはビタミンDを採った後に紫外線を浴びないと形成されません。

育児書に良くある「ベビーとのお散歩」。

ママの気晴らしのためかと思われがちですが、実はエアコンで温度調節されている快適な、刺激の少ない家の中にいては得られないものを外気浴は与えてくれるのです。

ということでそとにでることはやっぱり必要!

無理のない範囲で大丈夫ですが、ぜひお外におでかけしましょう!

 

具体的な紫外線対策は?

じゃあ実際の紫外線対策はどうしたらいいの?!

もうここまで読んでくるとぐったりしちゃいますよね。でもそんなに心配することはありません。

ベビーへの紫外線対策は必要ですが、やりすぎてもダメなんです。

先ほどの活性化ビタミンDの話に戻りますが、せっかく外に出たのに日焼け止めで完全防御されていては形成されるものも形成されない、という事例もあるのです。

そんなわけで、

私のオススメするベビーの紫外線対策は

ベビーに使える日焼け止めを家で塗ってお出かけ
ベビーカーのフード、大きめのつばの帽子等を活用して紫外線が大量に当たりすぎるのを防ぐ
外の風や音、匂いで肌や脳に刺激を与える
日焼け止めは無理して塗り直さない
ベビーが小さいうちは30分以内の散歩に留める

ということです。

ね、紫外線対策、と言っても意外と簡単でしょ。

もしお近くに目の色を変えてベビーに日焼け止めを塗り直している意識高い系アピールのママさんたちがいたら、それを横目にゆっくりお茶でもしてください。なんでも過剰に保護してしまうと育つものも育たなくなる、ということです。

ちなみに活性型ビタミンDは10分も外気を浴びれば十分形成されるそうなので、無理に長い間お散歩する必要はありません。

生後半年ぐらいでしたら本当に短時間のお散歩で十分なので、「紫外線対策をしなくてはいけない!」「散歩をしなくてはいけない!」という情報のしがらみから一度抜け出して、気持ちのいい季節にベビーとのお出かけを楽しみましょう!