ダイエットの大敵!産後のむくみ
- 2015.09.30
- 産後ダイエット
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妊娠中は、手足がむくんで指輪が抜けなくなったり、履いていた靴下の後が消えない、などの話はよく聞きますが、産後もむくみやすいという事は知っていますか?
ダイエットの大敵!産後のむくみ
産後は、慣れない育児でヘトヘトですよね。それなのに、顔や手足がむくんでしまっては、動き辛かったり、歩くと痛くなったりして、産後ダイエットどころではなくなってしまいます。
産後のむくみは、なぜ起こってしまうのでしょうか。
むくみの原因
産後のむくみは、赤ちゃんに栄養を送るために血液量が増加する事が大きな原因となります。また、妊娠後期には、大きくなった赤ちゃんの重みで、脚の付け根の太い血管が圧迫されて、むくんでしまうこともあります。
対して、出産直後のむくみの原因は、出産時の急激な水分減少によります。
妊娠中には血液量が3~5割ほど増えますが、出産で体内の血液や羊水が大量に体外に出てしまいます。そうすると、体は体内の水分を溜め込もうします。そのため、むくんでしまうのです。
また、母乳を作るために体内の水分を使うので、体は一層水分不足を感じ、むくみが酷くなります。
一日中立ちっぱなしで脚がむくんでしまうような時は、同じ姿勢を長時間とってしまう事が原因のむくみですので、マッサージなどで血行を促進してあげれば治ります。しかし、産後のむくみは、体内に溜まった水分を回収させるように働きかけることで、改善していきます。
産後のむくみは通常1~2ヶ月で治りますが、酷いむくみが長期間続くと、脚自体が太くなってしまいます。そうならないためにも、早めに産後のむくみケアが必要です。
むくみの解消法
一般的にむくみの解消法は、「運動、食事、生活習慣」といわれています。産後は体力も低下しているので、無理のないように行っていきましょう。
減塩の食事
食事面では、塩分は控えめに。体内の塩分濃度が高くなると、水分を溜め込む働きが強くなり、むくみにつながります。でも、塩分を減らしただけのごはんは、おいしくないですよね。
塩分控えめでもおいしい食事を作るコツは、だし、酸味、スパイスを効かせたり、食感などのアクセントを加えることです。料理の仕方を工夫して、おいしい減塩生活を送りたいですね。
また、カリウムを積極的に摂取するようにします。カリウムには、体内の塩分を尿として排出するのを促す働きがあります。
カリウムは、納豆やほうれん草、アボカドなどの野菜。昆布やわかめ、ひじきなどの海藻類に多く含まれます。
マッサージ
マッサージを行うことで、リンパの流れを良くし、体内に溜まった老廃物の排出を促進し、むくみを緩和できます。
滑りをよくするためにベビーオイルなどを使い、足先から体の中心に向かってもみほぐしていきましょう。
足先からふくらはぎまでをマッサージしたら、膝裏を両手の親指でゆっくり押します(ワンプッシュあたり2~3秒かけてゆっくりと)。太ももをマッサージしたあとも、膝裏と同じ要領で脚の付け根をプッシュしてください。膝裏と脚の付け根にはリンパ節があり、リンパ節を押すことで老廃物を上へと押し上げてくれます。
体が温まり、リラックスしているお風呂上がりなどに行うとよいでしょう。
脚を高くして寝る
寝る時に、足先の下に毛布を畳んだものを敷いたりして、少しだけ脚を高くして寝る事もむくみの解消につながります。
また、足湯も効果的です。
毎日のケア
産後のむくみを治すためには、毎日のセルフケアが重要です。ストレスを溜めないようにあまり深く考えず、気長に試してみてはいかがでしょうか?
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