今どきのワンオペ育児とワンオペ賛美と炎上したCM
今どきのワンオペ育児とワンオペ賛美と炎上CM
ワンオペ育児・・母親、父親両方ではなくどちらか一方だけが育児を行い祖父母や周囲のサポートも得られていないような状況をさす
ワンオペはワンぺレーションの略で、ワン=one 一人ということです。
近年出てきた言葉といってもいいでしょう。
今どきのワンオペ育児
現代のママと一昔前のママではこんなに違うワンオペ育児!ということで、育児に悩んでいる、ワンオペでストレスがたまっているママたちに、あなただけではないのです!ということをお伝えしたいのです!
ワンオペ育児で溜まるもの
- 慢性疲労
- 睡眠不足
- 腱鞘炎
- 腰痛
- 精神的な辛さ
- 仕事の辛さ
- 会社での肩身の狭さ
- 時間のなさ
こんなところではないでしょうか。
昔は、男性は外で仕事に、女性はおうちのなかで家事や育児という風潮が根強くあった日本。
その文化が未だにあって女性の社会進出、職場復帰が遅れています。
そのためいやおうなしにワンオペという言葉が生まれて広がっている、そして普通に使われているということです。
昔は育児や家事だけをしていれば女性は良かったのに、現在は仕事をしつつ、ということが加わります。
ようやく入れた保育園
共働きをしないと生活もカツカツになってしまうため、仕方なくという方も多いでしょう。
私も娘には申し訳ないのですが、生後2カ月、生後8週目から保育園に通ってもらいました。
育児休暇を悠長にとっている余裕はありません、
世の中の出産未経験者や男性は知らないと思いますが、育児休暇中はもちろん無給です。
それを1年も続けるなんて私にはできませんでした。
もし、保育園が決まらなかったら1年以上も無給が続く、、、恐ろしいです。
ワンオペ育児の辛さ
未知なるものの怖さ
子供の人生を背負っているわけで果たしてこの育児が正解なのかなどの漠然とした不安が常につきまとう。
実母と比べて戸惑う
自分の母親たちは専業主婦が多く、育児をメインに担当していたのを考えると、仕事をしながら育児ができるのかという不安にかられる。
夫への嫉妬
キャリアに支障がない、育児や家事に携わらないのにいい時だけ親面する。
時間に追われない。会社に行って仕事をする、飲みにいくことができる。
夫への絶望
家事育児が全て女性の仕事だと思われている。
産後の体調をわかってもらえない。
全く頼りにならない。
「俺だって」の理由がくだらない、育児に比べたら全くカスのようなこと。
みんな同じです。
あなただけではありません。
だからこそ女性は強くなって出産ができるのです。
育児の苦楽を乗り切る方法
- ・思い切って子連れで出かけてしまう
- ・お金はかかるが、シッターに預けてマッサージにいく
- ・友達にお願いして外食につきあってもらう
- ・月に1回自分へのご褒美の日を作る
- ・料理を休む⇒デリバリーなどで楽をする
- ・××をやらなきゃ と思わないようにする
いかがでしょうか。
もっと力を抜いて過ごしてみては?
世の中の保育園&会社ママたちは、毎日毎日時間に追われています。旦那がいないママさんもたくさんいます。
でもみんな精一杯やっています!
あなただけではありませんからどうか楽しく!休みの日はのんびりしてもいいのです。
子供とごろごろ少し寝坊をしてもいいではないですか!?
私も子供の寝顔と笑顔に救われています。
炎上した おむつメーカーのCM
どう考えてもワンオペ育児賛美をしているとしか思えないなどということでたちまちネットで騒がれました。
ムーニーのおむつのCM、赤ちゃんが生まれてママが一人で大変そうにやっている生活が流れます。
夜泣き、買い物も抱っこ紐で一人でこなす、お風呂もゆっくり入れない、食事もゆっくりと取れない、夜にタクシーで病院へのシーンがあります。
現代の日本においての育児の環境そのものといってもいいでしょう。
CMを見て
ママが出産をして、育児に家事に奮闘する感じがモロにでていますよね。
私も現在産後4カ月ですが、うんうんという感じで動画をみました。
この動画の作成者がどんな思いで作ったのかは不明ですが、少なくとも私は、世の中のママはみんなこうだよ、という勇気づけてくれるような感じがしました。
ワンオペ賛美?
ワンオペを賛美しているかのような動画!という意見もあったようですが、賛美なんかするわけない、協力してくれる人がいるに越したことはありませんよね。
ただその育児の大変さ、仕事でのストレスとは全く違ったストレスがあるということをきちんと男性にもそして社会全体にも知らせる意味では良いところもあったCMなのではないでしょうか。
“そうか、こんなにも大変なんだ、だったらなにかできることをしてあげよう”とか
“専業主婦って家にいて楽そう”というイメージから一変、“女性ありきの社会”という感じが伝わってきますね。
記事にあがっているように、ワンオペ育児を賛美しているのであればもっともっと女性が働きやすいそして住みやすい社会にするべきです。
賛否両論
いろいろな見方があると思います。
- ママの現状を知ってほしい、大変なんだぞ!ということを社会に知らせるという見方。
- 育児を終えている人にとってみたら、あのときの大変さがよみがえってきてみていてつらいという見方。
- 育児=母親の責任 ということを強調させるという見方。
いろいろあると思います。
そのために炎上した。。。
いろいろな見方があると思いますが、このCMが話題になること自体が問題なのでは?と思います。
これが今の日本の育児だと、それが問題です。
もっと社会や地域が協力できる体制でなけあればならないのです。父親が育休を取りたくても取れない現状があるかもしれません。
もちろんこの動画に賛否はあるでしょうし、制作側の意見もあるでしょう。
ワンオペ賛美としてとらえるのではなく、そうなってしまう社会を考える、何ができるのかということと真剣に向き合うべきなのだと思います。
一人でママが抱え込んでしまって産後鬱になってしまった、職場復帰をしたくても時短で勤務になる、時短勤務は周囲の目があって、、など。
もちろんいろいろな方の立場があるので何が良い、悪いというのは言えませんし答えはありません。
子育てを言い訳にするというのもいけませんがやむを得ないというのが本当のところなのではないでしょうか。(みんながみんなそうではないと思いますが)
妊婦さんや子連れに優しい社会になってくれることを祈るばかりです。
そしてそれらの方々が堂々と生活できるような受け入れ体制が整った世の中になってくれないといつまでたっても今回のような炎上が続くでしょうし、少子高齢化が進むでしょう。
社会背景
これからの日本を背負っていくであろう世代を大切にするべきだと思いませんか?
昔はよかった、昔は今のように●●じゃなくてもっとつらかった なんていう経験を今の人にも!というのではなくあの時そうだったから繰り返さないという考え方が浸透するように、社会政策をきちんとしてほしいですね。
私も現在3カ月になる娘を育てながら、職場復帰をし自分のことは後回し。
もちろん全ての生活は娘中心です。この動画そのものです。動画のママさんと同じ立場として私は正直なんとも思いませんでした。
「うんうん、その通り」「まさに!この状況!」と思いました。
私だけじゃないんだ、これが普通なんだとどこか安心した感じもしました。
悲観的にならずに、こんなに大変なんだ、では何ができるのかどんなサポートが必要なのかということに論点がいくようになるともっと住みやすい国になるのでは?と思わせる炎上でした。
育児問題は他にもある
例えば待機児童の問題。
一部では解決しているように見えますが、まだまだ全然クリアではありません。
またひとり親への助成制度があるからいいでしょう、といってもその制度を利用するのにも制限がある、会社に復職しても時短勤務で給料減給、そして急いで保育園へのお迎え、1日があっという間に過ぎていくママさんたちが日本にどれだけいることか。
そういった意味でも簡単にワンオペという単語を使わずに根本の問題の影に隠れている本質を改善していければいいのになと思います。
またその当事者にならないと深刻さがわからないとよく言われますが、本当にその通りです。保育園問題なんて独身者には関係ないお話ですし、産後うつや妊婦さんへの配慮なんていうのも周りに該当となる人がいないと興味すらそそられませんよね。
実際問題私がそうでした。妊婦になって出産を経験し、保育園の申込をする、区役所に通って、区役所の窓口でも統一されたオペレーションがされておらず何度イライラしたことか、、。
役所はどうして横割りなのか、縦割りで管理、対応すればもっともっと住みやすくそして市区町村が頼られることになるのではないでしょうか。
一つの制度をとってもきちんと答えられない窓口の人がいるというのも問題ですよね。役所の臨時職員と言われてしまえばそれまでですが雇用の問題でアルバイトの方が多いように思います。
制度、改革という前にその実態のあり方そのものから見直す必要があるのでは?と思って仕方ありません。
現実問題として
しかしながらドラマや映画のような抜本的改革がすぐになされるわけもありません。
日本国民で居る以上はこの国のルールを守って生活していかなければなりません。
どうにかうまくやりくりしていきたいものですね。
悩みを共有する、ストレス発散のはけ口にする、愚痴を言い合うなんていう場があらゆる場面であるのはいいことのように思います。SNSで文句を言うのもいいのではないでしょうか。と私は思いますね。
いずれにせよ、育児に奮闘するママさん、家事、会社に追われて1日があっという間に過ぎてしまうママさん、あなただけではなく味方となる人は必ずいるということです。
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