帝王切開後の骨盤ケア ~ 体験報告
帝王切開後の骨盤ケア ~ 体験報告
帝王切開での出産をされたママや予定されているママはどんな産後ケアが必要なのでしょうか?
私は自然分娩だから関係ないわと思っているあなた!赤ちゃんとママのために、自然分娩からいきなり帝王切開に切り替わる可能性もあるんですよ。
帝王切開の可能性は誰にでもある
そもそも帝王切開とは、主に自然分娩では問題が起きる可能性がある場合などに行われる手術です。あらかじめ帝王切開を予定していてもいなくても、赤ちゃんとママを守るための大切な決断です。
また、帝王切開でも妊娠中に骨盤が緩み、歪みやすい状態となっていることは変わらないので、産後の骨盤ケアは大切です。
私の体験から
私は1人目が自然分娩、2人目は予定帝王切開でした。
実は私、以前から重度の腰痛持ちだったのですが、さらに1人目産後2ヶ月でぎっくり腰になってしまいました。それ以来、どんどん大きくなる子供の抱っこやお世話で常に腰痛と戦う日々。これを助けてくれたのが、骨盤ベルトや産後ガードルでした。
2人目も自然分娩を希望していましたが、何を試しても逆子が治らず、予定日1か月前に突然帝王切開を宣告されました。そして、あっという間の宣告から2週間後には、早めに帝王切開となりました。
1人目の経験があったので、産後骨盤ケアの重要性は身に染みてはいたものの、「帝王切開だと産道を通らないし、自然分娩よりは骨盤も開かないのかな・・・。」なんて安易に考えてしまったりしていました。
人に聞いたり、ネットで検索したりもしたのですが、あまり有益な情報がないんですよね。でも、これが思ったよりも大変な経験でした。
帝王切開で一番大変だったこと
手術以上に大変だったのが術後の痛み。人生で初めての手術だったこともあり、キズが痛くて痛くて本当に辛かったんです。
会陰切開など自然分娩に伴う痛みとは全く違うものでした。出産後3日間は前屈みにソロソロ歩くのがやっとです。
キズの痛みは入院中には大分収まったものの、退院後すぐに腰の痛みに襲われました。骨盤の開きもあったと思いますが、キズの痛みをかばうために変な体勢がクセになってしまったんです。
1人目で使用していた産後骨盤ベルトを使おうと試してはみましたが、ちょうどベルトを着けるあたりにキズがあり、痛くて全く使えません。でも、なにもしないとまだ軽い新生児の抱っこすらもままならない状態になってしまいました。
そこで活躍したのが産後ガードル!
産後ガードルはベルトと違い、肌に触れる部分に凸凹が少なく、ソフトなもので、腹部に縫い目のないものを選べば痛みは全くありませんでした。
術後すぐはとにかく屈むのがつらいので、脱ぎ履きが楽なショートでソフトなタイプがおすすめです。
キズの痛みが落ち着いて、しばらく経ったらハードなタイプもオッケーでした。
ただし、帝王切開の痛みや辛さは人それぞれ、自分にあった方法でケアしてください。
ちなみに帝王切開は麻酔もするんだから楽でしょ、なんて心ないことを言う人にとまどうママもいますが、両方経験した私から言わせてもらえばどちらも楽ではありません!
自然分娩も帝王切開も立派な出産ですので、胸を張って過ごしてくださいね。
-
前の記事
種類別・産後ガードルの選び方 2016.09.14
-
次の記事
産後ガードルはいつから使えばいい? 2016.09.21