自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群
先日育児関係の情報をネットで探していたところ、面白い名前のそしてとても長い名前の○○症候群があったのでご紹介します。
自分が苦労していたんだから他人にも同じ苦労させたい症候群
なんとなくその内容もイメージがつきますよね。
自分ばかり大変な思い、苦労をしていることが嫌で他人にも同じ重いをさせてやれ!という感じになってしまうことを指すようです。
例えば、仕事においても自分が上司から嫌な仕事を押し付けられた、そして嫌な気分になりながらも仕事だから文句を言わずにやってきた。それを自分に後輩ができたときに同じようなことをやってしまうなど。
自分が経験してきた辛さを味あわせてやろう、どうだ、わかったか?ということのようです。これはいろいろな場合にあるようですね。
育児に関しての~症候群
自分が寝る間を惜しんで赤ちゃんのお世話をしている、寝不足だし自分のやりたいこともやれない、なんてかわいそうな私。
あなたもこの気持ちを味わいなさいよ!というママさんもいるようです。
自分がこうだから相手や周りの人にも、、というのは少し可愛そうな気もしますよね。人それぞれ生活環境、育ってきた環境も異なるわけで人は人、自分は自分という区分けがきちんとできていれば問題ないような気もしますね。
しかしながら他人の芝生は青く見える ということわざがあるようにどうしても人のことが気になる方もいますし、常に人と一緒のようなことをしていたり、人と同じようなものを持っていないと不安になってしまう方もいます。
多数決が良しとされている日本の社会、日本の文化の中では少数意見、または個性的なものというのはどうしても指をさされがちです。
それがあるからこそ、このような自分が苦労してきたから・・・という症候群も発生するのであり人と一緒じゃないと不安という気持ちになってしまうのでしょう。
逆に人と一緒だと恥ずかしいと思える文化であればもっともっと日本も社交的にそして外へ外へ出られる人種になるかと思います。
実際、育児については少々難しいところがあります
親がきちんとした常識を持った人でなければいけませんし、うちの子だけは特別!一番かわいいんだから!なんていう考え方であれば、いわゆるモンスターペアレントになってしまいます。
常識 という言葉もどこまでからどこまでを指すのか、場合によっては多数決がいい場合もあるのです。
そこがなかなか難しく、正解がない世界なのでそれこそ育ちや家庭環境に左右されるといっても過言ではないでしょう。
かといって育児書に100%従っていれば完ぺきな子供になるというわけではありません。子供はおもちゃではありませんし、実験台でもありません。
子供の意思や意見を尊重しつつあらゆる社会の中で対応できるような人になってもらいたいですよね。
親の一存で決められないのであれば、自分の親や周りの人に相談するのもいいでしょう。
しかしながら、他人にも自分が経験してきた苦労をさせるというのはなにもメリットはありませんし何も誕生しませんね。それであれば前を向いて今、何を後世のためにすべきかを考えてみませんか?
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