産後ガードルは必要なもの?普通のガードルではいけないの?
産後ガードルは必要なもの?普通のガードルではいけないの?
出産後の一時期だけつける必要のある「産後ガードル」。少しの間しか使用しないため、なんだかもったいない気がしてしまいますね。体形補正のために着用するのであれば、ふつうのガードルではいけないのでしょうか?
今回はふつうのガードルと産後ガードルの違いについて説明していきます。
ガードルとは体形補正のための下着
ガードルとは、特にウエストからヒップにかけてのボディラインを補正するための下着になります。長期的に体のラインを整えるという意味合いもありますが、どちらかというとボディメイクの要素が強いといえます。体の上から強い力でお肉を抑えつけ、理想通りのプロポーションへと導いてくれます。
「産後ガードル」もガードルの一種ですから、体の脂肪に力を加える点では同じです。また、価格帯もそこまで差があるわけではありません。しかし、結論から述べてしまうと、産後ガードルとふつうのガードルでは全く機能が異なるのです。
産後ガードルには「骨盤矯正」機能がある
産後になぜガードルをつけるのかというと、一番の理由は開いた骨盤を元の位置に戻しやすくするためです。
妊娠・出産した女性の体は、骨盤が開いた状態にあります。このままだと歩きづらかったり、場合によっては腰痛や恥骨痛といった痛みがでる場合もあります。骨盤はそのままでも自然と締まってくるのですが、脚を組んだり姿勢が悪かったりすると、ゆがんだ形で骨盤が固まってしまいます。そこで、産後ガードルによって骨盤を正しい位置に戻してあげる必要があるのです。このような骨盤矯正機能はほぼすべての産後ガードルに見られる特徴です。中にはガードルにベルトがついており、骨盤部分を強く締めることができるアイテムも販売されています。
ふつうのガードルはウエストがきつい
はじめての出産だと驚く方も多いですが、子どもを生んでもすぐにお腹がもとに戻るわけではありません。はじめは妊娠中のようにふくらんだまま、だんだんとしぼんでいきます。そのため、産後は特にウエストが太い状態なのです。
ふつうのガードルはこのような産後の体形に適応していませんから、ヒップに合わせて着用すると締め付けがきつすぎてしまいます。きつい締め付けは血行を悪くし、冷えや脂肪を溜め込む原因となってしまいます。産後ダイエットをしたいのであれば、ふつうのガードルではなく、産後ガードルを選ぶべきといえましょう。
ふつうのガードルをつける時期は?
産後ガードルからふつうのガードルに切り替える時期は、産後6か月ごろです。この頃になると骨盤も締まってきますし、ウエストも産前のサイズに近くなっているからです。ただし、人によって体形の変化には差がありますから、無理にふつうのガードルで締め付ける必要はありません。「最近産前の体形に戻ってきたな」と思ったら、徐々にふつうのガードルに切り替えていくようにしましょう。
産後は産後ガードルを選ぶ
このように、産後ガードルはふつうガードルと異なり、出産を経た女性の体にやさしいつくりとなっています。骨盤のしまりが悪いとその後の生活にも影響しますので、産後2~6か月は必ず産後ガードルを使用するようにしましょう。
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