産褥体操~腹式呼吸
産褥体操~腹式呼吸
大変な出産が終わって一安心。赤ちゃんの生まれた感動も束の間、後陣痛に苦しんだママも多いはず。
出産はゴールではなくスタートとはよくいわれますが、産後の体は出産してすぐから妊娠で大きくなった子宮を自力で戻し始めます。この急激な子宮の動きが痛みの原因です。
痛みが治まってくると助産師さんから産褥体操を薦められますよね。
産褥体操は産後の子宮の戻りを促す効果があり、産褥サポーターや骨盤ベルトと並んでとても重要です。
腹式呼吸による産褥体操
産褥体操の中でも産後1日目からできる体操が「腹式呼吸」です。
「腹式呼吸」は有名な歌手や俳優などの発声練習などにも取り入れられており、腹筋を鍛えたり呼吸を整えることができます。
この「腹式呼吸」実は産後のダイエットにも大変効果的です。
産後は赤ちゃんの大きさでお腹の筋肉が弱くなっており、そのまま放置すると産後しばらくたってもプヨプヨお腹のままずっと過ごすことになりかねません。でも産後すぐに激しい腹筋運動はあまりよくありませんし、産後の疲れた体にそんな大変なことはできませんよね。そこでこの「腹式呼吸」でリラックスしながらゆっくり腹筋を戻していきましょう。
「腹式呼吸」のやり方
(1)仰向けで横になる。(立って行う場合は足を肩幅に開いて力を抜く。)
(2)体の中の二酸化炭素をすべて吐き出すつもりでゆっくり息を吐く。
このときお腹をぎりぎりまでへこませる。
(3)お腹が膨らむように鼻からゆっくり息を吸う。
(1日10回~15回 ゆっくりと行う)
これなら産後すぐから短時間で実践できそうですよね。
「腹式呼吸」の効果
「腹式呼吸」を行うとお腹まわりの筋肉を動かすのでインナーマッスルが鍛えられ、ゆっくりですが筋肉量がアップします。
お腹周辺の筋肉は体の中でも比較的大きな筋肉なので基礎代謝が上がり痩せやすい体を作ります。
また、「腹式呼吸」は体の疲れやダメージを回復させて心をリラックスさせる副交感神経を働かせることができます。
今話題のリオオリンピックの選手の中にも試合前に立って腹式呼吸を行って過敏になった神経をリラックスさせている姿が見られます。
このように産後子育てに追われて疲れているママのつかのまの休息にも役に立ち、血行の促進、冷え症の改善や授乳によってママの体内の水分が減ってしまうことで起こる便秘の解消にも効果があります。
産後すぐからベッドの上でも行える「腹式呼吸」をぜひお試しください。
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