産後ガードルでホントに体形を維持できるのか

産後ガードルでホントに体形を維持できるのか

産後ガードルで本当に体形を維持できるのか

妊娠と出産でママさんの体形は大きく変化します。外から見ても目立つのは大きくなったおなかです。

 

おなかまわりは平均で20センチ以上大きくなります。肥満の場合のようにおなか全体が出るのではなく。中に赤ちゃんが入っている分、おへそを中心に前へせり出すのが特徴です。もちろんバストもカップ数で2サイズほど大きくなります。体重は胎児や羊水、脂肪で増える分を合わせるとおよそ10kg程度増えます。

産後、バストやウエスト、ヒップが以前のようなスタイルにすんなり戻れば問題ありません。ただ、人によって体形が戻るまで時間が掛かったり、体重は減ったのに体形だけ大きいサイズのままあまり変化がない場合があります。

妊娠前のような体形に戻るまでに掛かる時間は人それぞれです。早ければ4ヶ月程度、遅い人では8~10ヶ月以上、1年近く掛かるママさんも珍しくありません。平均すると半年程度は産前までの状態に戻すのに時間が必要です。

体形を産前まで戻してずっと維持するのには、時期を捉えたアイテムを使うことをおすすめします。

用途によって使い分ける

出産で変化する体のパーツで気をつけたいところはいくつかあります。

まず、出産直後から1ヶ月程度は子宮から悪露と呼ばれる血液が出ます。まだ出産で開いた骨盤がそのままでおなか周りの筋肉も不安定です。

そんなときには骨盤ベルトや産褥ニッパーを使うと、スムーズに骨盤を矯正し、体調を取り戻すのに役立ちます。そして2ヶ月目以降、さらに骨盤をサポートしたり、太ったカラダをシェイプアップするための産後ガードルの効果を高めてくれます。

2ヶ月~半年程度、体形を取り戻すのに使われるのが産後ガードルです。産後ガードルは産褥期を過ぎてママさんの体が落ち着いた頃を見計らって装着します。一日中着けておくことで、開いた骨盤を閉じる効果があるだけでなく、骨盤やおなかまわりの筋肉を適度に鍛えて血行を促進し、シュウ酸で傷めた筋繊維を修復するのに役立ちます。

またウエストからヒップ、太ももまでカバーして体幹部を保温してくれます。ママさんは体調を取り戻すまで冷えを感じやすいため、あたたかな素材が使われた産後ガードルで大切な子宮や内臓をサポートするのです。

こうした産後ガードルの効果が出始めると、スムーズにおなかの出っ張りやヒップのたるみなど気になる体の部位が以前のような体形まで戻っていきます。

産後ガードルはいつまで着けなければならないという厳密な時期はありませんが、だいたい長くても1年程度までです。できるだけ長時間着けておけば、それだけ取り戻した体形をそのままの状態で維持しやすくなります。